もみもみ理論と最短距離の話
お久しぶりです。
DPの上達を語るにおいて運指の話は避けて通ることはできません。
様々な運指パターンを開発することの主な目的は右56のようなホムポジだけでは処理できない譜面を押せるようになる、16分以上の速い譜面を処理するさいに同じ指を連続で使わないようにすることで譜面に追いついたり同じ指にかかる負担を軽減させるといったことが挙げられます。
自分は後半の同じ指にかかる負担を軽減させるということが運指を考える理由の中で最も大きな意義があると考えています。
それでは実際にすべての譜面を"同じ指を連続して使うことなく処理することができる"でしょうか、これは譜面の構造、譜面が降ってくる速度を考慮するとかなり難しいと思います。
実際に不規則な二重乱打を処理する際はどの指でどの鍵盤を処理しているでしょうか?
もみもみ理論
おそらく多くの方がこのようなホムポジ+親、人、薬を北斗させるといった形をとっていると思います。
運指を組んで譜面を処理する場合は
譜面を見切る→運指を考える→指を動かす
といった段階を経るを思いますが、このホムポジ+北斗の場合は
譜面を見切る→指を動かす
と二つ目の段階をスキップすることができ、運指を組んで処理をする以上に高い密度、速い速度の譜面を処理することができるようになります。もちろん北斗を多用するので指への負担が大きくなり疲れやすいのでイメージとしては身体能力を振り回して譜面を処理するようなものですね。
実際にこのような処理方法で指を動かしているとまるで鍵盤を揉んでいるような様子になるので、一部ではこの処理方法を"もみもみ理論"と呼んでいるようです。
もちろんもみもみ理論では123同時や56同時絡みなどをカバーできないのでそれについてはべちゃ押しで処理するか中3や中5、中6をとっさに出せるくらいの運指開発は最低限必要になります。
このもみもみ理論を使っているうちに「結局北斗力が強い人が最強なのでは?」と思うようになってきます。二言目には運指運指などと語りがちなDPerですがおそらくこれが真理です。
最短距離の話
以前処理速度を上げるためにほんの少しだけ指を鍵盤に近づける、という話をしましたが、北斗を使う場合は同じように移動距離を少なくすることで移動にかかる時間が少なくなり、結果として処理速度が上がるのではないかとふと思いました。
この赤色の部分を叩くようにすると1、2、6から3、5へ北斗をする際に移動距離が小さくなって今まで以上に処理速度が大きくなるのではないでしょうか。
実際に縁を攻めすぎるとコントローラ次第では反応しない、鍵盤が引っかかって押しっぱなしになるなど環境次第で問題が起きる場合があるのでここまではいかずとも鍵盤の中央を叩くことを意識している方は少しだけ内側に寄せてみる等は試してみる価値があるかもしれません。
最短距離の話については自分もS乱での北斗力を鍛える練習と並行して意識しながら検証している段階なので実際の効果がどれほどかはまだ書くことはできませんが、何かしらの実感を得られたときに改めて記事にしようと考えています。
それではまた次回。